教室の取組み
グループレッスン

当教室の一部のコースでは、それぞれの学習習熟度に合わせたグループレッスンを受講頂いております。
グループレッスンは、年齢や進度の近い子どもたちを数人集めて、演奏中心のレッスンでは十分とは言えない「書いて学ぶ」作業により能力の定着を確認したり、「互いに聴き合う」演奏など…幅広い学習を経験させています。
普段のレッスンとは違う、グループの中での自分の音楽を再認識させることで、切磋琢磨しながら育つ場として開講当初から今まで多くの成果を実証しています。
自分の力を客観的に知ることで、「もっと上手く弾きたい」「なんだ、そうだったのか!」と友達と一緒に学び、自らが気づくきっかけになる場を提供するのがグループレッスンの最も大切な目的です。

さらに指導者の立場からも、マンツーマンで見せるそれとは違った表情を知ることで、子どもたち1人1人への理解を深め向き合うことができるのです。
嬉しいことに、それがその後の指導に最大限「活かせる」一石二鳥の素晴らしい指導効果をも生んでいるのです。

この月に1度のグループレッスンが、偏りのない基礎音楽力の定着に多くの効果をもたらしていることは、当教室の卒業生及び教室生の[音楽力の高さ][退会率の低さ]にはっきりと見ることが出来ます。

今 「音楽を楽しみながら、社会人として働いています。」と近況を知らせるうれしい手紙やメールが届きます。
ピアノの指導者となって優秀な生徒さんを大勢育てている人、保育士さんとして子どもたちに大人気の人…など目を細めてしまう卒業生の報告の数々!
そして、今年の年賀状には、ある卒業生から「音楽を続けられて幸せです。実は娘がショパンコンクールに出ることになりました。」と拍手喝采の内容が!
素晴らしいことです。1から育てた、あの幼い女の子が素敵な音楽家に、そして音楽がその子どもさんへ、生徒さんへ…と繋がっています。
音楽はあなたや回りの人たちの生活を豊かにしてくれているのですね。

発表会

一年半に一度開催しています。春、秋、春、秋…交互の開催です。

なぜ一年半に一度?

子どもたちは1年間でしっかり学習し、積み上げた成果を残りの6カ月というゆとりある期間に丁寧に仕上げて発表会を迎えます。
講師が指導者としての経験に基づき、ステージ上で子どもたちが最も力を発揮できるサイクルであるとの判断で決定しています。
落ち着いて学ぶ平生のレッスン、発表会へ向けての集中的な取り組みを学ぶ期間…子どもたちにも良いリズムで長年定着しています。

子どもたちにとっては練習の成果を発表する場として、また保護者の皆さまにはお子様の確かな成長を実感できる場としての発表会♪
どの子どもたちにとっても、一年半に一度の貴重なステージ!
当教室では、思い出深い経験を積むことに加えて、さらに豊かな音楽経験のためにピアノにとどまらない様々な楽器との交流に積極的に取り組んでいます。
これまでも、プロとして活躍中の演奏家のソロステージや講師とのコラボ、ご家族の方に参加頂いた連弾、出演者全員でのアンサンブル…など多彩な音楽会を開催して来ました。

出演関係者だけでなく、どなたでも楽しめる贅沢な内容を盛り込んだ発表会、それが当教室の特色の一つです。

過去の発表会
2013年度Springコンサート
2014年度Autumnコンサート

ゲストの皆様
2013年度 ギター奏者 國松竜次さん
2014年度 フルート奏者 深江亮太さん

子どもたちが大好きな ♪クリスマス♪

当教室でも、毎年12月には普段レッスンで弾いている曲を少しだけおしゃれに仕上げて、お友達の前でドキドキの練習を兼ねて楽しく発表し合います。
発表会ではありませんから、少しくらいの失敗はドンマイドンマイ。 
のびのび演奏した後は、楽しくゲームに興じます。

年上の子どもたちには、講師の代わりに小さな子どもたちのお世話をお願いしています。
指導者として、あらためて生徒たちの成長を嬉しく思うひとときでもあります。
もちろん卒業生のお手伝いで大賑わいのことも…。

ピアノの発表に限らず、部活動で担当している楽器や歌の披露、絵が得意な子どもさんにはカード作りを手伝ってもらうなど、子どもたちの自己表現の場として、とても大切な行事のひとつになっています。

ある年のクリスマスは、みんなで手作りケーキに挑戦しました!
助けあって1時間…それぞれの個性が光る可愛いケーキが完成。舌鼓を打ちました。
プレゼント交換会や講師からのプレゼントもあり…ささやかだけれど大喜びの一日でした。
年ごとに工夫をこらした楽しい内容になっています。

イベント

2008年には創作こどもミュージカル「光の君、千年目の月見」に、講師の高山和江が 実行委員として活動。
講師陣が劇中に使う全楽曲を提供し、演奏者として参加。教室の子どもたちもメインキャストで、また演奏者としても活躍するなど、当教室を挙げて完全オリジナルのステージに貢献しました。

源氏物語が誕生して千年…日本各地にあるゆかりの地では、千年紀を祝って華やかな式典が開催されました。
「須磨」と「明石」…私たちの住むこの神戸が、源氏物語に深く係っていることをご存知でしたか?
古来より語り継がれてきた私たちの郷土の魅力を、今一度見直してみるのも楽しいですね。
神戸市と明石市も千年紀に「子どもミュージカル」での参加が決定! 
決して十分とは言えない準備期間でしたが、実行委員会メンバーの総力を挙げてバッチリ上演までこぎつけることが出来ました。
もちろん一番がんばっていたのは北須磨小学校、横尾小学校、そしてたかやま音楽教室の子どもたち!
教室の子どもたちはメンバーの中心となって練習に励み、ミュージカルを成功に導いてくれました。お疲れ様!  そしてありがとう!!
そのがんばりはたくさんの新聞やテレビで取り上げて頂きました。

このような子どもたちの音楽経験を豊かにするイベントに、今後も機会があれば積極的に取り組んでいきたいと考えています。